メディア断食⑤: 娘たちの感想文より

ジャンクメディア断食が終わって2週間が経ちました。その結果は、どうだったでしょうか。アメリカにいる父親からも聞かれました。「もう、全く要らなくなった?それとも反動でどっぷり?」と。断食が明ける時に、全員中学生の娘たちが書いた感想文では、次のようなことを書いていました。(誰が何を書いたかは、特定しない約束をしたので、明かしません!3人の文章から取り混ぜて載せます):

「前まで『やりたいけどムリ』だと思い込んでいたたくさんのことが、おどろくほどできたのだ。前まで前日に泣いてやっていたテストの提出物も無事終わり、テストもまあまあいい感じだ。メディア断食をしてよかったと、心から思った。」
「はじめの1週間ぐらいは、テストが近くなることもあって図書館などに行って勉強することで空き時間がうまった。でも、提出物などが終わってくるとそれもキツかった。『家にいなければ大丈夫』ということが私を支えて、ひたすら空き時間をつぶすようにした。だから土日とか、連休が多い時はキツかった。」
「私がジャンクメディア断食を終えて思ったことは、あまりふだんと変わらなかったと言うことである。いつもテレビの鍵がかかってるし、パソコンは開いてないし、アイフォンは〇〇よりかは用ないし、マンガは読む気がでればすごい読んじゃうけれど、ふだんはあまり読んでなかったし・・・。←雑誌も一緒。特に苦しかったことはなかったことがすごかったと自分で思う。次からアイフォンも全然使ってはいけないことにしてもいいと思う。」
「たいして見たいものもないのに無意識に手がテレビにのびそうになり、危ないところで気づいて手をひっこめたことも、1回あった。」
「メールは少なくともやれたことで中毒反応はおこさずにすんだ。ある程度携帯をさわれたから大丈夫だったと思う。」
「よかったことは、ギターをやる時間や、勉強する時間が増えたことである。ギターは前よりコードとコードの間が短くなった(スムーズに弾けるようになった)ことがうれしかった。」
「おもしろかったのは、メディア断食中に禁止されていなかったものを見つけては、それをどれだけ楽しくできるかで時間がつぶれた。(笑)」
「メディア断食を通して、いろいろなことがわかった。メディアがどれだけ人生をじゃましていたか。メディアがあるかないかで生活リズムの良さも変わり、早く寝れるようにもなった。走ったり、勉強したり、メディアがないだけで本当に自分が『やりたかったこと』もできた。ジャンクメディアのいらなさに気づくことができた。でも、かと言って全くメディアとの縁を切るのも違う気がする。メディアからは、授業では教えてもらえない英語や、スラングが学べたり、新しい発見があったり、新たなあこがれ、目標ができることもある。」
「またテストや受験シーズンのときは、ジャンクメディア断食をやってもいいと思った。あとメディア断食が明けても、今回学んだことをちゃんと続けていきたいと思った。それは、聖書をしっかり読むのと、ギターは適度にやった方がいい、通信教育をふだんからがんばる、宿題は帰ってきてからすぐやる、テスト勉強は時間よりも勉強方法が大事、などなど。」
「どんなものでも、『ほどよく』やることが大切だ。寝ることも、一見体に良いものに見えるが、(実際そうだけど笑)寝過ぎると機嫌が悪くなったり、もっと疲れたりする。メディアも、メディア断食も同じだと思う。良い具合につり合いをとって、自分にとって、『1番良い』ようになるように調節することが大切だと思う。」
「メディア断食をやって気づいたことは、意外となくても生きていけるものも多かった。個人的に、YouTube以外はなくなっても何とか大丈夫だと思う。でも、全てを失うことは今の私には無理。正直いって。」
「ジャンクメディア断食があけてからも、ジャンクメディアはほどほどにしておきたいと思った。」
「メディア以外にも、自分に悪えいきょうを与えているものはあると思う。次は言われなくても、自分ではんだんしてシャットアウトする力をつけたいと思っている。」(感想文の最後はなぜか漢字の使用頻度が減っている・・・!)

ですが、ジャンクメディア断食が明けてから、やはり、その反動がかなりあります。毎朝欠かさず見ていた、フォロー中のシリーズやVlog (Video Blog) のアメリカの若い女性たち(通称Beauty Guru、「美容の女神」たち)のYouTubeのビデオはさっそく、その夜から毎日数本見ています。

nikiandgabiテレビはまだそうでもないのですが、漫画を取り出してあげたら、シリーズの最初から最後まで読みたくてずっと漫画ばっかりを読んでいます。雑誌をまた買っては3人みんなで読んでいます。
でも、後2週間弱でまた期末テストのテスト週間が始まりますので、その時期になったらまた実施したいと思っています。本人たちはこのメディア断食のよさがわかったので、問題なく実施に賛同するのかな?!
何より、自分の娘たちの取り組む姿勢や、思ったよりも良いご報告ができたことに感心しきれないぐらい、よくやってくれたなぁ~と、心より思っています。途中で反則したり、挫折したり、爆発したりするだろうと覚悟していたので、そういったのは一切なかったのは、本当に嬉しい驚きでした。この3人がこの年令でこのような困難を乗り越えることができるのであるなら、人生においても、これからどんな困難でも乗り越える力があるのではないかと、彼女たちを見なおした、へりくだらされた母親です。
長い間、ジャンクメディア断食の話題にお付き合い、どうもありがとうございました!

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