市民まちづくり集会でのプレゼンテーション

1月24日(日)の午後に「市民まちづくり集会」に参加しました。参加者全員がテーブルを囲んでディスカッションをする市民まちづくり集会には初めて参加しましたので、とても楽しみにしていました。外国人として、ここで生まれ育った人には気づかないところが目にとまりますので、10分間のプレゼンテーションを頼まれました。「知らなかった新城、気づかなかった新城」と題して、新城がこの20年間でどう変わったか、そして昨年女性議会で提案した議題、新城の中心街を「昭和街(しょうわまち)」にするというアイデアを、より具体的、そして行政向きにではなく、一般市民向きに少し趣向を変えてプレゼンしました。(一つ前のポストでその原稿を読んで、パワーポイントのスライドショーとして紹介した写真を見ることができます。) 続きを読む

新城市「昭和街」の夢:プレゼンテーションの原稿

みなさん、こんにちは。今日は、新城という町について考えていただきたいと思います。まずは、これらの共通点は何でしょうか?

四谷の千枚田       軽トラ市         百間滝

ツール・ド・新城   コスモスの小路     桜再生プロジェクト

新城ラリー        のんすけ        梅の里川売

 

さて、共通点はわかりましたか? 続きを読む

女性議会 楽しみです!

7月31日(金)午後1:30より、新城市初の「女性議会」が開催されます。

女性議会は全国でも数少なく、愛知県ではこれが2つ目だそうです。

新城市は今まで、中学生議会、そして最近では全国でも珍しい、本格的な「若者議会」を立ち上げました。

新城市って、画期的なこと、面白いことをたくさんやるので好きです。

Josei Gikai Poster
私も議員の一人として女性議会に参加します。広報での募集があったりして目にしたことはありましたが、自分がやろうと思ったわけではありませんでした。けれども、現在唯一の女性市議に声かけられて、あっ、私でもできるのか?と、思って、やりたくなりました。

最初は日程が英語教室で毎年参加している「英語コンベンション」とバッティングしているかと思い、参加を断念しましたが、バッティングしないことがわかった時は、本当に嬉しかったです。

後は、「選挙権がないんだけど、それでも参加してもいいですか・・・?」という疑問がありました。とても微妙な立場ですね、これは。日本国籍ではないので、新城市にできるかぎり貢献しようとする時に、「選挙権もないのになぁ~」と、いつもこの微妙な立場が気になります。「それもいいですよ」と、言われた時は本当に嬉しかったです。まあ、市としても、日本人ではない人の意見が聞けたらいいと思っていることでしょうし、Everybody wins! といったことだと思います。

準備として、オリエンテーションがあって、市の市民自治推進課の職員と会ったり、女性議員が互いに自己紹介をしたり、議場を見たりしました。また、この時に昨年静岡県島田市で行われた女性議会のビデオを少し見ることができました。

市議会を傍聴したことがない人はぜひ、女性議会の前に一度は傍聴に来てくださいということでしたので、6月18日の一般質問の時に議場に足を運びました。やり方を自分の目で見ることができて、とてもためになりました。

大学の時にテレビ制作に興味があって、アルバイトの一つとして、自分が住んでいたミネソタ州ミネトンカ市の毎週の市議会の会議(アメリカでは、市議会員は、昼間の仕事と兼業で、会議は仕事が終わってから行われますので、毎週になります)と、隔週の都市計画課のミーティングをケーブルテレビで生放送するカメラマンなどをしていました。なので、ミネトンカ市の市議会はたくさん見ています。新城市で傍聴した時に、その違いをも見ることができて、日本の社会学を勉強したことのある人として、面白かったです。

2ヶ月以上前から考えてきた女性議会が、いよいよ来週に迫っています。6、7年前から、「新城市って、こういうことをすればいいのに・・・」という思いがありますが、それを公の場で発表することができるのは、とても楽しみです。みなさんも、10人の女性議員が、男性の視点とはまた違う視点で、どのような問題提起、質問、提案がなされるのか、楽しみにしていてくださいね。

では、7月31日、議場でお会いしましょう!

(その時に来られない方々のために、8月にはケーブルテレビTEESでも放送されるそうです。)

新城市に愛を込めて、よろしくお願いします!

P.S. 女性議会のポスターは、女性雑誌風に仕立てていますが、すべて市役所でハンドメイドです。モデルも写真家も、みんな市の職員です。ステキでしょう?!

初めての講演会

講演会 「新城の良さ 再発見」
日時 2015年7月18日(土)13時半より場所 杉山公民館
主催 新城 旬の広場

7月18日に、初めての講演会をおこないました。

人前で話をするのは苦手ではありません。小学校の時から劇に出たりするのが好きだったし、高校の時にはディベート部に入っていました。5年前から、とても ローカルですが、ケーブルテレビのレポーターをしています。なんども舞台上での通訳をしたことがあります。いちばん大きな聴衆としては、ホノルルのワイキキシェルで1,700人の前で通訳をしたことがあります。また、弁論大会には4回出場しています。1992年の弁論大会はテレビ東京で放送され、2012年の弁論大会は NHKで日本全国で放送されました。なので、人前に出たり、画面に映ったりするのは決して嫌ではないのです。

2年ぐらい前から、私の中でフツフツと沸き上がってくる思いがありました。人生についての思い、日本についての思いをもっと多くの人に伝えることができたら・・・いつか講演会でお話ができたらと思っていました。それなりに準備をしてきましたが、数週間前に思いがけず講演会の話をいただきました。とても嬉しかったです。

ですが、実際に準備をしてみると、通訳ではなく自分の言葉で、自分の思いを自由にしゃべる(丸暗記ではなく)のは初めてだということに気付きました。上手に伝えられるかどうか、少し不安になり、一生懸命準備をしました。

結果的には、2015年7月18日に、「新城 旬のひろば」の主催で、新城市内の杉山公民館でおこなった講演会は、私自身の予想を超えて、とてもいいものになりました。

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「新城の良さ 再発見」という題で語らせていただきましたが、24人の方々(プラス数人の幼児)が集まってくださいました。とてもアットホームな雰囲気の中でお話することができました。この講演会をいいものにしてくださったのは、はやり聞き手の方々でした。全員が新城という田舎町の素晴らしさに気づこうとしている、または無農薬有機野菜の生産者、消費者でしたので、私が提供させていただいた話題にとても興味深く耳を傾けてくださいました。

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特に質疑応答の時間には、普通ですと三河人はとてもおとなしくて、人前で質問したり、発言したり、ましてや議論したりすることはしないのですが、とても活発なやりとりがなされて、私も多くのことを考えさせられ、また、学ばせていただきました。

主人も聞きに来てくれましたが、初めての講演会にしてはできすぎなぐらいだったと言ってくれました。嬉しいと同時に、これからがプレッシャーになるような言葉でもあります。続けて自分の思いを伝えたいと思って、これからも講演会をする機会が与えられたらと願っていますが、多くの人々のためになるような話ができるように、これからも一生懸命がんばっていきたいと思います。

なにとぞ、これからも、よろしくお願い申し上げます。

***

「新城の良さ 再発見」 講演会 主な話題:

・自分の生い立ち

・8年前から新城に再び住むようになる前まで、いかに自分が自然のことに無知だったか

・家庭菜園を通して学んだこと

・自然豊かな田舎町にいて、自然と触れ合って、いのちについて学んだこと

・日本の社会的な背景から出てきた、現在ある農業の危機 = 「ロストジェネレーション」

・日本のすべての営みが「平和」という土台の上にあり、今は危険な状態にある

・食物を自給できる知識を持つことの大切さについて

・食物を自給できる人々のステータスを上げるにはどうしたらいいのか?

「質疑応答」のコメント・指摘・質問から出たいくつかの課題:

・新城で育った人は意外と新城の良さを知らない

・学校の「勉強」だけが勉強ではない

・いのちの循環を意識することの大切さ

・プロの農家とは違った視点で見て、違った観察をしているのに、同じことに気づいているのがいい

・生産者は消費者の心と体のふるさとになりたいという思いで作っている

・現代の人にはいのちをもらって食べているという意識が欠けている

・鶏の捌き方を学ぶ会があるといいかも・・・!

・近代農業のエネルギー消費量の膨大さ

・食物を自分で作り、農業に関わる人を増やすにはどうしたらいいのか?

・「農業がダメだと言われているからこそやる」とがんばっている若者がいる

・「自然と共に生きる」ことはキリスト教の教えと相容れないのでは?(これについては、キリスト教の中でもこういうことを考えている流れもあるということをお話しさせていただきました。)

・ヨーロッパの環境教育はどんなものなのか?

・子どもたちに、自然と関わらせる以外に子育てで気をつけていることは?

新たな形での貢献

私は住んでいる新城市にできる限り貢献したいと思っています。今日は新たな形での貢献ができて、嬉しかったです。

昨年度末に小学校の評議員をやってもらえないかと、娘たちが通っていた小学校の校長先生からお声がかかりました。そして今日、初めて評議会に出させていただきました。学校をよくしていくための意見を分かち合う会議でした。

8人の評議員のうち、ほとんどの人は小学校に子どもがもういないので、果たして意義のある会議になるのかしら?と始まる前は思っていました。けれども、課題設定がとても上手にされていて、さまざまな意見が出て、予想外に有意義な時間になりました。小学校に子どもがいないメンバーでも、教育の場に携わったり、ボランティアとして子どもたちと接したり、社会の風潮を読み取ったりなど、幾つもの方面からの意見が出ました。

初めてだったので、あまり何も言わないでおこうと思っていましたが、やはりそうは行きませんでした。(というか、そもそも、主張をするのが苦手ではないのでお声がかかったというのもあると思います。) 結局は時間がとても短く感じ、言おうと思えば言えることがまだたくさんありました・・・。でも、会自体が時間通りに終わったことにも感心しました。

この素晴らしい機会を与えてくださった校長先生に感謝します。

その1時間後に、7月末に行われる女性議会の準備のため、市役所に向かいました。これも知り合いから声がかかっての参加ですが、思ってもみなかった形での市への貢献ができそうで、とても光栄であり、嬉しいです。しっかりできるようにがんばります!