Change

“In this world, nothing is certain except death and taxes.”

これはアメリカの建国の父の一人であったBenjamin Franklinの名言です。「この世界には、死と税金以外に何ひとつ確実なものはない。」毎年この時期になると、税金の手続きに苦しんでいます。けれども、日本に住んでいる者として、毎年この時期、もうひとつの確実なものがあることを思わされます。それは、「Change: 移り変わり、変化」です。

In this world, nothing is certain except death, taxes, and change.

この季節になると、いつもこのことについて考えさせられます。

長い冬から抜け出そうとするこの時期に、やっと変わった!やっと救いがみえてきた!と、毎年思います。毎年、冬の寒さに耐えている時、これって、いつになったら終わるのかな?いつまでこれを耐えないといけないのか?永遠のように感じます。けれども、毎年そう思っていると、毎年必ず春が来ます。

夏にいつも同じ思いになります。冷房のない我が家での夏を耐えるのはとてもキツイものがあります。いつまで経っても和らぎそうにないジメジメした暑さ、いつになったら終わるのかな?いつまでこれを耐えないといけないのか?永遠のように感じます。けれども、毎年そう思っていると、必ず秋が来ます。

自分が抜け出せない状況にいると考えていませんか。いつまで経っても変わることのないように思われるような苦しみを通っていませんか。暗闇の淵にいる時に、「絶対にこれは無理、変わらない」と、思いがちです。けれども、確実に言えることは、いつまでも同じ状況が続くということは絶対にないのです。

“This, too, shall change” というのは、大学時代に苦しんでいた時、助言してくださっていた人が言われた言葉でした。「ありきたりなことを言うんじゃない!」と、その時には怒りましたが、後になってその言葉の背後にある知恵がわかりました。大学の時の私と、今の私とはとても違いますし、自分を取り巻く状況そのものも、すべてが違います。必ず状況が変わります。「変わらない」と思って取り返しのつかないようなことをしないでください。必ず変わります。

今、これを書いている時に思い出しましたが、どうして大学の時にあんなに苦しんでいたのか?と思うと、日本に行きたかったのに日本に行けそうな見込みがなかったからです。

やっぱり、日本が好きなんだ。そしてやっぱり、物事は変わるものですね。Change は確実です。

脱帽!

私のマフラーはとても長いです。

大学の時からずっと長いマフラーを使っています。ミネソタ州ミネアポリス市は稚内と同じぐらいの緯度ですので、冬は非常に寒いです。また、母校のミネソタ大学はアメリカの中でももっとも大きなキャンパスを持つ大学の一つなので、真冬に外を何分も歩かないといけないことがあります。帽子で髪の毛が乱れるのが嫌だったので、25年ぐらい前から私は「真知子巻き」をしています。

今のマフラーは、10年以上前に、妹が編んでくれたものです。

昨日喫茶店にいる時に、近くの席に座ろうとしていた女性が「落ちていますよ」と声をかけてくれました。何かと思ったら、椅子の背にかけていたコートの襟に入ったままになっていた長いマフラーがいつものように床に垂れていました。アメリカ人はそもそも物が床に触れていても気にしない民族ですので、「大丈夫ですよ、私は平気です」と、私が言っている間に、その女性がしゃがんでマフラーを椅子のところまで持ってきて、椅子の背にかけくれました。

とても感動しました。

思いやり・・・他人なのに気を遣ってくれる・・・このような国民的性質こそが、私を大の日本好きにしてくれた最も大きな要因の一つです。「日本のどこが一番好き?」とよく聞かれます。

答えは、「人です。」

Thank you, Japan!  Hats off to you!