どりあの新城ミッシング~トップ20 (その2)

前回に引き続き、引っ越しをして新城を出てから自分が恋しいと感じることのリストの続きです。今回からは、新城独特なもの、自分自身の生活に直接かかわったものがたくさん出てきます。

 

第13位

無人駅

Higashi Shinmachi Station

我が家の最寄駅だった駅にて。写真は友人が最近FBにアップしたものです。

新城を通っているJR飯田線は、主要駅の間は単線、そして無人駅がほとんどです。言うまでもなく、駅で待っている人もそう多くはいません。豊川より北は、マナカ・トイカ・スイカなどが使えません。主要な新城駅でさえも、夜7時を過ぎると、車掌さんがきっぷを受け取ってくれるか、駅を出る時に箱に入れるかします。

今住んでいるところの最寄駅はベッドタウンであるにもかかわらず、毎回、階段を降りてくる人の波を見ているだけでもう、唖然とします。都会の駅で乗り換えないといけなくなると、本当に頭がいたいです。時には不便だったとしても、私の無人駅を返して!と、叫びたくなることがあります。

 

第12位

のんすけ

Nonsuke

「いいじゃん新城」の2014年の新年番組の収録にて

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小学生向けの講演:「なんで英語なの?」 → コミュニケーションが成り立つために

日本の小学生(そしてもしかしたら先生方も)の誰もが持つ悩みの一つに、「なんで英語を習わないといけないの?」があると思います。

「英語の勉強が楽しくなるような、意欲が湧くような話はできませんか。」と依頼されて、初めて小学生向けの講演の準備に取りかかりました。

先月末に、隣の学区の千郷小学校でその講演会が実現しました。(学校のブログにも、2017.07.06の投稿として載っています。)新城小学校以外で教えたのは初めてでしたので、とても新鮮で興味深かったです。また、講演会をしてから、2週間後に夜店に行きましたが、「あっ、ランサム先生だ」、「どりあ先生だ」、「どりあ山崎ランサム先生だ!」と、自分の英語教室に通っていない子どもたちからたくさん声をかけられました。とても積極的な生徒が多い学校だなぁと感じて、嬉しかったです。

今回は3年生から6年生まで、各学年の全員に、4回同じ内容をお話しました。パワーポイントを使って、プリントを作って(学校側でわざわざ振り仮名をつけてくださいました)、そして各学年のレベルに合わせて話をしました。

Chisato Elementary.jpg

まずは、どうして英語を習うことになったのか、英語を習うとどんな利点があるのかについて話しました。大英帝国について簡単に説明し、英語が世界の共通言語になったいきさつについて話しました。また、英語はとても融通が効く言語だとお話しました。公用語である国だけリストアップしましたが、「これ以外にも、あなたたちみたいに学校で習ってしゃべっている人が世界中には本当にたくさんいるけど、それぞれは日本語の方言のように、多少言葉や発音が違っても、互いに通じるんだよ!だからみんなも“This is MY English!”と、自信を持って話していいんだよ!」(ちょっとした脱線ですが、この概念は、TCK (Third Culture Kid、自国以外の海外で育った人のことです。過去の投稿 をご覧ください!)として育った私は、知ってはいたものの、あまり伝えることができませんでした。けれども、私が教室で使っている教材のアプリコット出版のワークショップの時に、講師の先生がこのように表現されたことによって、使える形になって、非常に感謝しています。)「恥ずかしいとか、完璧じゃないと話したくないと思わなくてもいいんだよ!間違ったら笑ってしまうのは日本人だけだよ。外国の人は、あなたが一生懸命がんばって外国語を話そうとしていることを認めてくれるからね。だから自分が習った英語に自信を持って使っていいんだよ!」と、話しました。 続きを読む

グランプリ! 娘の写真コンテスト

三女が全国の写真コンテストに応募し、中学校の部でグランプリを受賞しました!

そして恥ずかしいことに、その写真にはなんと、私が写っているのです!

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このコンテストは、「はたらくすがた」というもので、学生が大人が働いているところをカメラに収めていくのが目的です。株式会社アイデムが主催しているコンテストです。

子どもたちに、様々な「はたらくすがた」の写真を撮ることによって、仕事について、働くということについて考えさせることが目的だそうです。学校単位でエントリーすることもあって、学生個人の賞の他にも、小・中・高の各レベルの学校のコンテストへの取り組みを称える「団体奨励賞」もあります。子どもたちに、将来について考えるきっかけを与えます。また、高校レベルでは写真部の生徒も多くて、将来プロの写真家を目指している生徒もいますので、その意味でも、将来へのステップになるようなこのコンテストの主旨はとても良いものだと思います。 続きを読む

Break Down the Historical Wall:娘のスピーチ(優秀賞)

先月の終わりに、次女が岡崎市にある光が丘女子高等学校で行われた「第30回愛知県中学生英語弁論大会」に参加しました。そこで、60人の参加者のうち、優秀賞(2位)を受賞することができました。

スピーチのテーマは、8月に海外派遣で韓国に行った時に経験したことに基いて、「若い世代が韓国と日本の歴史の壁を取り壊す必要がある」ということについて話をしました。

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新城市では毎年、新城ロータリークラブの協力を得て、市内6つの中学校から20人の中学3年生が1週間韓国に派遣されます。今回の行程は、ソウルの観光や北緯38度線やウロクトンの見学、大邱(テグ)市の中学校との交流、大邱で2泊のホームステイ、そして慶州と釜山で観光をしてから帰るという、強行軍だけどとても充実した旅行をすることができました。 続きを読む

ザ・ファイナル(涙)英語コンベンションに参加しました!

「英語コンベンション」を22回も開催した新城市教育委員会。近隣の街ではあまり類を見ない催しですが、コンテストではなく、単に英語の発表の場です。新城市の学生だけではなく、一般の方も参加できる、英語を用いながら舞台に立つ機会です。歌もあればスピーチもあり、毎年面白い寸劇もあったり・・・勝ち負けのプレッシャーがなくて、ただ単に英語に親しみながら準備をして、そして本番を迎える時です。

残念ながら、今年の英語コンベンションをもってその22年間の歴史の幕が閉じました。2009年から英会話教室の生徒やキッズ・ゴスペルを参加させていますので、私にとっては8年目でした。多い時には自分の娘たちの出番を含め、4~5組の出番を担当していましたので、本当に大変な年もありました。けれども、生徒たちが心を込めて練習よりも断然上手に本番を成し遂げる時(去年が特にそうでした)の気持ちよさがなんとも言えないのです。 続きを読む

小学校での授業&卒業式

少し前に、新城小学校でのボランティアとして、今年度最後の授業がありました。

ふだんは、「外国語」の授業は、教室の中で、それぞれの組に教えに行っています。月一回程度行っていますが、いつもはカリキュラムから少し外れた、きれいな発音の指導や英語の読み方のコツ(フォニックス)を教える他に、自己紹介(「2年間もやっているから、これだけ自分について言えるようにならないと恥ずかしいよ!」)の暗唱、そして発表をさせています。その中で、「間違っているとしても通じる」ものは極力直さないようにしています。その日の全員の発表が終わってから、「これとこれとこの言い方は間違っていたけど、敢えて直さなかった。気づいた人いる?なんで直さなかったかというと、通じるからだ。中学校に行ったら、このまま言ったりテストに答えたりすると点がもらえないのは確かなんだけど、英語をしゃべる人としゃべっている分には通じるから、大丈夫、とにかく自分の知っている英語を、自信を持ってしゃべってね!」と、いつも指導しています。 続きを読む

拍手を取り戻せ!

英語教室のクリスマス会。各クラスでWhat Child Is This?というクリスマスキャロルと、We Wish You a Merry Christmasを歌っていた生徒たち。難しい英語のキャロルを一生懸命覚えて、「お母さんたちが見ているから、絶対に写真とかビデオを撮っているから、しっかり覚えてね!」と、促されながら歌えるようになりました。

Christmas 2015

クリスマス会当日、案の定、写真とかビデオを撮っていた保護者たちは8割ぐらい。カメラを構えていなかったのは、生徒のきょうだいぐらいでした。

けれども、最後の最後のクリスマス会では、不思議なことが起こりました。 続きを読む

“Liking” English: 娘のスピーチ~メディアを通しての英語学習

長女が先月の終わりに英語弁論大会に出場しました。そのテーマはとても皮肉なことに、メディアでした。YouTubeから英語を学ぶことについてお話をしましたが、なぜそれが皮肉だったかというと、ちょうど弁論大会の前日まで、我が家でジャンクメディア断食をしていたからです。

本人の承諾を得て、スピーチとその和訳をここに載せます。(これで、感想文の中で「YouTubeだけはなくては生きていられない」と書いた娘が何番目の子だったか、バレてしまいますが!)岡崎市の光ヶ丘女子高等学校で開催された「第29回愛知県中学生英語弁論大会」でしたが、奨励賞を受賞することができました。出場者60人のうちのトップ6位に入ったということです。 続きを読む

英語コンベンションに参加しました!

8月7日(金)、新城文化会館小ホールにて、新城市教育委員会が毎年主催している「英語コンベンション」という、英語の発表会がありました。毎年様々な出し物があって、歌もあり、スピーチもあり、寸劇もあります。今年で21年目を迎えました。各小学校、中学校からの参加が多いのですが、一般の方々も申し込んで参加することができます。私の英語教室 「ふれんず・いんぐりっしゅ」 からは、ここ5、6年間、毎年参加していて、欠かせない恒例行事の一つになっています。

子ども園(新城市特有の、保育園と幼稚園が一緒になっているもの)の部、小学校低学年の部、小学校高学年と中学校の部の3つに分かれて、それぞれ違う歌を歌いました。5月ぐらいから教室の各レッスンで練習をしていました。後は「お家でCDを聞いて覚えてね」と言って、歌を覚えてもらっています。当日のリハーサルで初めて複数のレッスンの生徒たちが一緒になります。でも、みんながそれぞれしっかり練習しているので、いつもいいステージに仕上がってきています。

Father Abraham

子ども園の生徒と、低学年の生徒はみんな一緒懸命で、とても上手に歌詞や振りを覚えていて、とっても可愛いかったです!

The Ants Go Marching

そして今回、特に感動したのは、高学年と中学校の部の生徒のステージでした。Ben E. KingのStand By Meを歌いました。

Stand By Me-1

最初は孤独で、だんだんと元気が出て、友だちが側にいれば大丈夫!という、ちょっとした演技を入れました。5つの違うレッスンで練習をしていましたが、その時は、声がほとんど出ていなくて、演技も中途半端で正直言って本当に心配でしたが、まあ、なんと本番に強いこと!声が本当に驚くぐらいしっかりと出ていて、演技も上手で、本当に素晴らしく感動的でした!!

Stand By Me-2

この機会を毎年与えてくださっている教育委員会の皆様に感謝します!

See you next year, too!! Thank you!!