「なんでまたうちに?!?」と思うぐらい、いろいろな生き物がわが家に現れます。そんなにド田舎じゃないのに・・・。私たちが住む新城市の中心部には、3万人ぐらいが住んでいますが、私たちの家はその街中の、2番目に交通量の多い道路沿いにあります。決して山の中ではないのです。この程度の「田舎」だと、現れて当たり前の生き物もあれば、「?!?」と思うものもあります。これこそ、「田舎」の面白いところですね。(多少面倒くさいところもありますが・・・!)
そのうちそれぞれの生き物を紹介したいと思いますが、まずは最近やってきた8番目の生き物からご紹介します。
4月半ば、雨が何日も降り続いていました。火曜日に車を家の横で停めていると、家の前にあるポーチの下で何かが動いています。また猫か?と思って見ていたら、あれ?動きが猫っぽくなくてウサギのように見えました。でも、ウサギ?なんで?ありえないと思って、その時は雨が降っていたし、急いで家に入りました。
次の日の午後、雨が止んだ後に確認すると、やはり真っ黒なウサギでした。憶病なウサギはポーチの端で顔を出しては、すぐに一番奥まで行ってしまい、しかも真っ黒なので、ほとんど見えません。英語教室に来ている子どもたちに言うと大喜びして、大騒ぎしながらしゃがんで見ていました。
木曜日の午後には、下校中の中学校の娘の友だちもウサギを見に来ました。また、生徒の一人が、鼻が敏感で、「糞臭い」と言いました。そうですよね、最低3日間はポーチの下にいるので、考えてみればそのはずなんですよね。けっこういい体型をしているウサギだし、真っ黒ということなので、野生ではないだろうと思いました。逃げたのか、捨てられたのかわかりませんが、わが家のポーチの下は、連日の雨宿りをするには居心地がよかったのかしら。
金曜日の夕方、車をいつものところに寄せようとすると、ポーチの周辺がとても散らかっていました。ポーチの前には軍手、ポーチの下には箒、ポーチの上には厚手のテープと、すぐに外れてくるポーチの柵の棒が数本落ちていました。しかも中学生の娘のスクールバッグが玄関先においてありました。軍手がその上にもありました。
これは、友だちのBちゃんがウサギを捕まえて、家に連れって行ったに違いないと、直感でわかりました。(Bちゃんは大の動物好きで、目がまだ開いていない捨て猫を英語のレッスンの時に連れてきたことがあるぐらいです。)
Bちゃんの家がすぐ近くなので、行ってみたら、案の定、Bちゃんと娘がいて、黒いウサギが段ボール箱の中に入っていました。
話が長くなるので、端折りますと、ウサギはBちゃんのお宅で貸していただいた犬用のゲージの中に入れて、我が家で2泊、Bちゃんの家にも2泊ぐらいしてから、以前にウサギを飼っていたことのある優しい飼い主のところに行きました。後からBちゃんに聞きましたが、名前は「しずく」になったそうです。
そしてウサギが雨宿りしていたポーチの下は、土曜日に腹ばいになって入り込んで掃除しました。土埃とたくさんの枯葉とウサギの糞で、掃除機の袋が2袋いっぱいになりました。
いつもにないアドベンチャーに満ちた一週間でした。田舎ならでは・・・ということでもないと思いますが。なぜ、生き物がわが家を選んでやって来るのでしょうかねと、知り合いがみんな口を揃えて言っています。
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